新JISマーク制度が始まる

県サッシ工業組合が解散 建築確認申請遅れ響く

  1. 東京商工リサーチ沖縄支店によると、県内のアルミサッシ業者が工事の共同受注などをする県サッシ工業協同組合(備瀬知弘理事長)が5月1日付で解散した。
  2. 公共事業減少に加え、改正建築基準法施行による建築確認申請の遅れが影響し、売り上げが減少していた。
  3. 10月に審査基準を国際基準に近付ける新JISマーク制度が始まることで、廉価なアルミサッシ製品が国内外から流入する可能性も高まり、共同受注によるメリットが少なくなると判断。
  4. 県サッシ工業協同組合は1992年に設立。
  5. 07年7月時点に24社だった組合員は次第に減少し、解散時には16社だった。
  6. 脱退した元組合員との受注競争激化もあり、売上高は落ち込み続けたという。