有資格者に対して、発注者としての処分を行う

「北海道洞爺湖サミット国際メディアセンター整備事業」の仮設上屋の落下原因について【4月25日記者説明会概要】|国土交通省北海道開発局
■落下原因

  1. 仮設上屋の屋根受け架台(脚部)に発生する水平応力により、屋根受け架台の部材が破断した。
  2. その要因として、既製の部材を組み合わせて使用する際に、構造計算による「水平耐力」を含めた安全性を確認すべきであったが、行われていなかった。
  3. なお、中間報告時点で把握されていた加工図と構造計算書の不整合等については、材料試験等を踏まえた確認の結果、仮設上屋落下の直接の原因とはなっていなかった。

■仮設上屋の設置に関する契約等の関係

  1. 竹中・岩田地崎・伊藤特定JV(建設JV)は、商社を介して、日建片桐リース株式会社(リース会社)から仮設材料の提供を受けていた。
  2. 建設JVは仮設上屋の施工計画を立案し、リース会社が実施計画書を作成した。
  3. 上屋設置に伴う構造計算については、設定条件も含めリース会社が行った。
  4. 建設JVは、最終的に構造計算書を含む施工計画書として受理し確認を行った。

■関係者の処分等

  1. 今後、北海道開発局は当該請負契約に関係した有資格者に対して、発注者としての処分を行うが、処分の内容については後日決定する。

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