建築基準法違反(虚偽報告)の罪

エキスポ元取締役らを起訴

  1. 昨年5月、20人が死傷した大阪府吹田市の遊園地エキスポランドのジェットコースター事故で、大阪地検は28日、業務上過失致死傷と建築基準法違反(虚偽報告)の罪で、伊藤正則元取締役(60)と建部淳元施設営業部長(65)を在宅起訴した。建築基準法違反罪で松田博元技術課長(58)と法人としての同社も起訴した。
  2. 起訴状によると、伊藤、建部両被告はコースター「風神雷神Ⅱ」の安全運行の責任者だったが、保守点検を怠り、車軸に目視で分かる亀裂があったのに営業を続行。
  3. さらに3人と同社は昨年3月、風神号の定期検査をしていなかったのに異常がないと記したうその報告書を吹田市に提出した。

エキスポ・コースター死傷事故で旧経営陣ら2人起訴

  1. 事故の2カ月前、コースターの法定検査をせずに「異常なし」と吹田市にうその報告をしたとされる建築基準法違反(虚偽報告)の罪で、伊藤元取締役と建部元部長のほか、松田博・元技術課長(58)と法人としてのエキスポ社も起訴された。