食用油のリサイクル施設 開所

廃油リサイクルセンター開所

  1. 市民の環境への意識を高めようと、食用油の廃油をディーゼル車や列車の燃料としてリサイクルする施設が兵庫県加西市に完成しました。
  2. この食用油のリサイクル施設は、加西市と家電製品の販売会社が、1200万円をかけて第3セクター北条鉄道の駅の車庫を改装して作りました。
  3. 26日は、加西市の中川暢三市長や施設の運営にあたる姫路市の会社の社長などおよそ30人が出席して開所式が行われました。
  4. このあと小学生たちが「バイオディーゼル燃料」を精製する機械に自宅から持ち寄った食用油の廃油を注いでセンターの稼動を始めました。
  5. 加西市では、すでに一部の地域で廃油の回収を始めていますが、今後は回収する範囲を広げて、年間70キロリットルのバイオディーゼル燃料を精製し、市の公用車や北条鉄道の車両に導入したいとしています。
  6. 中川市長は「大量生産、大量消費、大量廃棄の時代にライフスタイルを見直し力を合わせて環境を守りましょう」と市民に呼びかけていました。
  7. 会場には廃油と北条鉄道の乗車券を交換するコーナーも設けられ市民たちがさっそく廃油を持ってきていました。