大正13年4月創業の老舗企業|工事量の不足感は否めず

倒産情報 大型倒産速報 (株)桑木組〜民事再生手続開始申立

  1. 不動産投資の失敗及び回収不能金の発生等によって約5億円の損失を被り、その穴埋めによる借入金が経営を圧迫。
  2. 完工高及び粗利益の減少によりリストラ等経営改善に努めていたが、取得原価の高い不動産を売却すると売却損により赤字決算に陥る可能性があり、思うように不動産売却が進まなかった。
  3. 大正13年4月創業以来、桑木一族を中心とした首脳陣で運営され、現社長は5代目の老舗企業で、当地区では高い知名度を有していた。
  4. 今期平成20年5月期は売上高15億円を見込んでいたが、工事量の不足感は否めず、また、物件によっては安値受注も散見され、収益改善は課題として残されていたが、再建は難しい状況が続いていた。