廃油→NPO施設で精製→84円/ℓで買い取る

足利市がバイオディーゼル車

  1. 足利市は、地球温暖化の防止につながるとして、学校給食などで使った廃油を回収して精製されたバイオディーゼル燃料を公用車に使用する取り組みを22日から始めました。
  2. バイオディーゼル燃料は、使用済みの食用油から精製されるもので、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの排出量がほぼゼロになることから環境にやさしい燃料として注目を集めています。
  3. 足利市では、地球温暖化の防止につながるほか、原油価格が値上がりしている状況で軽油に比べて経費が安くなることから、22日から、学校給食を運搬する市の公用車でバイオディーゼル燃料の使用を始めました。
  4. 使用する燃料は、市内の学校給食の共同調理施設と養護老人ホーム、それに足利工業大学などから回収された年間およそ4000リットルの廃油を群馬県内のNPO施設で精製します。
  5. 市ではこの燃料を1リットル当たり84円で買い取ることにしていて、軽油を購入するのに比べて1リットルあたり30円近く安くなるということです。
  6. バイオディーゼル燃料は高根沢町宇都宮市栃木市でもゴミの収集車などに使われているということで、足利市では、今後、バイオディーゼル燃料の利用を他の公用車にも広めることにしています。