消費者の持ち家志向が薄れている

大和ハウス、マンスリーアパート参入――地方単身赴任者など照準

  1. 大和ハウス工業は4月、マンスリー(月決め)賃貸アパート事業に進出する。
  2. 地方都市の駅近辺に単身赴任者や長期出張者向けの中高級アパートを建設。
  3. 今後3年で2000戸程度の供給を目指す。
  4. 標準的な賃料は通常のマンスリー物件より2割前後高い月16万―18万円程度になる見通し。
  5. 戸建て住宅市場が低迷するなど消費者の持ち家志向が薄れているのに対応し、契約期間が柔軟な賃貸住宅を増やす。
  6. マンスリー物件は家具・家電一式は備え付けで、敷金・礼金、更新料は不要とする。
  7. 水道・光熱費と退去時の清掃費用以外に、利用者の追加負担はない。
  8. 福岡市や仙台市など人口50万人以上の地方都市を中心に、資産家などの土地に3階建て20戸弱の賃貸アパートを建築した上で一括して借り上げ、賃料を保証する。