今後伸び率が低くなる|住宅ローン

2月の銀行貸出残高、0.9%増・25カ月連続プラス

  1. 日銀が10日発表した2月の「貸出・資金吸収動向」によると、民間銀行の平均貸出残高は前年同月より0.9%増えて391兆9189億円となり、25カ月連続のプラスだった。
  2. M&A(合併・買収)に伴う融資が伸びたほか、原材料高を背景に運転資金の貸し出しも活発だった。
  3. 2007年5月(0.9%)以来の高い伸びとなった。
  4. 住宅ローンも堅調に推移したが、住宅ローンについては改正建築基準法の施行で住宅の新規着工が減少。この影響で金融機関からは「今後伸び率が低くなる」の見方が出ている。
  5. 業態別では地方銀行の貸出残高が2.6%増となる一方、都市銀行などは0.5%のマイナスだった。