建築確認の申請は必要ないと判断した

NHK佐賀のニュース
市がスキー場に立ち入り調査
 4日、佐賀市のスキー場で屋根付きのゲレンデの屋根が降り積もった雪の重みで崩れ落ちた事故で佐賀市などは、屋根が崩れ落ちた状況や原因を調べるため6日、スキー場に立ち入り調査を行いました。
 この事故は、4日午後3時ごろ、佐賀市富士町にあるスキー場、「天山スキー場」で枠組みが鉄骨でできた屋根付きのゲレンデの屋根が降り積もった雪の重みで幅30メートル、長さ100メートルにわたって崩れ落ちたものです。
 6日は佐賀市の担当者など5人がスキー場に立ち入り調査を行い現場の写真をとったり、スキー場の関係者から事情を聞いたりして崩れ落ちた状況や原因などを調べました。
 建築基準法では一定の条件を満たす建物は自治体に事前に建築確認の申請を出して安全性などについて審査を受けることになっています。
 スキー場によりますと、このゲレンデは、平成13年に作られましたが、佐賀市に合併する前の当時の富士町と相談した結果、壁がないなどの理由から佐賀県に対して建築確認の申請は必要ないと判断したということです。
 これについて現在、建築確認の手続きを担当している佐賀市は、今後、このゲレンデの設計図の提出を受けるなどして当時、建築確認の申請が必要なかったのかどうか調べることにしています。

崩落:黄砂交じりの雪、重みで屋根つぶれる−−佐賀のスキー場

  1. 同市によると、同スキー場はゲレンデに屋根を作る際、建築基準法で定める建築確認申請書を出していなかったといい、市は同法に抵触する恐れがあるとみて6日、現地調査する。