工事を再開

NHK千葉のニュース
鉄筋不足マンション工事再開へ
市川市に建設中の高層マンションで、鉄筋不足が発覚し工事が中断していた問題で、施工を担当する建設会社は、補修工事の方法が国土交通省に認められたことから、およそ3か月ぶりに工事を再開することになりました。
この問題は、JR市川駅前の再開発事業として建設中の45階建ての高層マンションで、25階から30階まで合わせて64本の柱の鉄筋が不足していることがわかり、建設工事が中断しているものです。施工を担当する清水建設は柱を削って溝をつくり、鉄筋を埋め込む工法で、当初の設計どおり補修する計画が国土交通省に認められたため、およそ3か月ぶりに今月25日から工事を再開することを決めました。
この補修工事と合わせて、現在中断している30階以上の部分の建設も進められる予定で、清水建設は当初の予定どおり来年1月末に完成させたいとしています。
清水建設は「関係者のみなさんに補修工事の進め方についてしっかり説明するとともに意見や要望を真摯に受け止めて誠心誠意対応したい」と話しています。

NHK千葉のニュース
2008年1月16日 18時41分更新
鉄筋不足問題で申し入れ
市川市に建設中の高層マンションの鉄筋が不足していた問題で、マンションの契約者のグループは16日、「業者側の説明だけでは不安がぬぐえない」として、市川市に対し市の主催で説明会を開催するよう求めました。
この問題は、JR市川駅前の再開発事業として建設中の45階建ての高層マンションで、25階から30階まで合わせて64本の柱の鉄筋が不足していることがわかり、建設工事が中断しているものです。マンションへの入居を予定している407世帯のうち、39世帯の人たちが「契約者の会」をつくり、このうち7人が16日、市川市役所を訪れて担当者に申し入れをしました。
申し入れでは、「補修工事の方法などについて建設会社や不動産会社が契約者に行った説明だけでは、不安がぬぐえない」として、市川市に対し、これまでの経緯や補修工事の効果などについて、市の主催で説明会を開いてほしいと求めています。
これに対し、市川市街づくり部の石川喜庸部長は「前向きに検討したい」と答えました。
申し入れを行った東京・目黒区の男性は、「補修工事で大丈夫だという一方的な説明だけでは到底信用することができない。再開発事業を進める市川市もあまりに対応が遅い」と話していました。