限界耐力計算では必要な耐力を満たしていた

【構造計算書偽造】積水ハウス発注の偽造マンション、5棟中1棟が耐震性不足と横浜市発表|ケンプラッツ

  1. 検証には日本建築構造技術者協会(JSCA)が協力した。
  2. 発表に当たった市の齋藤泉・建築企画課長は、「偽造がすべて耐震性不足につながったわけではない」と補足説明した。
  3. 構造計算書の偽造は全5棟にわたっていたが、保有水平耐力比が1.0を下回ったのはA棟のY方向だけだった。
  4. JSCAはA棟の耐震性については保有水平耐力計算のほかに限界耐力計算も行い、後者では必要な耐力を満たしていたという見解を示した。松田平田はこれを受けて、5棟すべてに必要な耐震性があると発表した。しかし、横浜市は限界耐力計算の結果を「参考程度」(齋藤課長)と受け止め、市の見解に反映させなかった。