2008-10-16 裁判長が「ポニョ」の舞台を視察|鞆港埋め立て裁判 景観 鞆港埋め立て裁判 鞆架橋中止をイコモス再勧告 世界遺産候補地を調査する国際記念物遺跡会議(イコモス)がカナダであった総会で、福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画の撤回を求める勧告を採択したことが16日、分かった。 2005年の前回総会に続く採択。 同じ遺産の保護について、連続で決議するのは異例という。 ケベック市での総会で4日、勧告文を決議した。 勧告文では、鞆が歴史的に重要な港町で、港と町並み、周辺の風景が一体となって景観を形成していると評価。 港の一部を埋め立て、橋を架ける計画を撤回し、代替案を再検討するよう求めている。 イコモスは05年に中国・西安市であった前回総会でも、同趣旨の勧告を採択している。 地裁が埋め立て現地を視察 福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画をめぐる埋め立て免許差し止め訴訟で、広島地裁の裁判官が16日、現地を初めて視察した。 能勢顕男裁判長ら裁判官3人は、原告団の大井幹雄団長、被告側の県の担当者、弁護士ら計24人と一緒に、坂本竜馬ゆかりの旅館「御舟宿いろは」、幅約4メートルの県道鞆松永線、常夜灯など9地点を、40分かけて回った。 裁判長が「ポニョ」の舞台を視察 宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台とされる瀬戸内海の景勝地・鞆の浦(とものうら)(広島県福山市)の埋め立て差し止めを反対派住民らが求めた訴訟で、広島地裁は16日、現地で進行協議を実施、能勢顕男裁判長らが予定地を視察した。 県と市は今年6月、国に免許の認可を申請しており、交付されれば2008年度中の着工を目指している。 整備後のイメージ写真(フォトモンタージュ)より縮小版を一部抜粋