「安全性や耐久性に大きな支障を及ぼす可能性は少ない」

違法物件が一転、大臣認定で後付け適法化へ/国交省が方針

  1. 「JIS規格不適合コンクリートを使用した建築物の対策技術検討委員会」(委員長・桝田佳寛宇都宮大教授)が同日、二回目の会合を開き、現地調査などを踏まえた中間報告をまとめた。
  2. 報告によると、表面がはがれるなどのポップアウト現象は溶融スラグに含有または混入された生石灰が原因とほぼ断定。同現象の発生密度が低いことや該当建築物から抜き取ったコンクリートの強度試験結果などから「安全性や耐久性に大きな支障を及ぼす可能性は少ない」と結論付けた。
  3. これを受け、同省は九月末の最終報告を踏まえ、各物件ごとにコンクリートの強度や安全性を確認した上で、建築基準法三七条に基づき、基準に適合する建築材料として大臣認定する方針。
  4. 該当物件を抱える県や市からは早く判断を出してほしいとの強い要請があり、当初の予定を早めて方針を固めた。

六会の生コン「耐久性への支障少ない」

  1. 生コンを使用し建築基準法違反となっている建築物がこれまでに34件確認されているが、国交省は個別物件ごとに審査し大臣認定を出して違法性を解消する方針。

http://d.hatena.ne.jp/vohowo/20080805/1217948024
http://d.hatena.ne.jp/vohowo/20080806/1217992664
。oO( 「一般的に認めることはしない」「経過観察が条件」