ポップアウトの原因究明や被害拡大防止策などを検討する|県生コンクリート工業組合

「六会」製生コン 戸塚、泉、栄区に集中体育館、病院、老人ホーム…

  1. 横浜、藤沢、鎌倉の3市は11日、同社の生コンの納入先として計116件を確認した
  2. 茅ヶ崎や大和、綾瀬市でも確認を急ぐ
  3. 県は今後、関係市による連絡組織を設置するなど、コンクリートの耐久性に及ぼす長期的な影響などについて本格的な調査に乗り出す
  4. 今年2月に工事を終えた上飯田小では、体育館に器具室を増築する際の基礎工事などに同社の納入生コン約50立方メートルを使用。溶融スラグの混入状況を確認中で、コンクリートの表面がはがれ落ちる「ポップアウト」は見られない
  5. 鎌倉市でも11日時点で、問題の生コン使用が疑われる建築物22件を特定した。マンションや事務所ビル、一戸建て住宅など。うち、工事中の9階建てマンションでは、建物の一部のフロアの内壁などでポップアウトが生じている
  6. 六会コンクリートが所属する「県生コンクリート工業組合」も15日に学識経験者を交えた調査委員会を設置し、ポップアウトの原因究明や被害拡大防止策などを検討する。