住宅529棟で強度不足

ファースト住建の木造2階建て529棟が強度不足、全棟の約1割|ケンプラッツ

  1. 2007年7月27日までに分譲した木造2階建て住宅全5680棟の約1割に相当する。
  2. 設計は社外の複数の設計事務所が担当した。
  3. ファースト住建は約半年かけて529棟を無償で補修する予定だ。
  4. さらに、今後建設する木造2階建て住宅では、壁量を建基法の基準に3割以上上乗せする方針を表明した。
  5. 木造2階建ての検査は完了し、現在は木造3階建て住宅の検査を実施中だ。

中日新聞:住宅529棟で強度不足 ファースト住建、5府県で:社会(CHUNICHI Web)

  1. 国土交通省近畿地方整備局は29日、兵庫県尼崎市の住宅メーカー「ファースト住建」が滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良の5府県で建築・販売した木造2階建て住宅529棟に、地震や風に対する壁の強度不足などの設計ミスが見つかったと発表した。
  2. 今後、建築基準法違反がないかを確認し、設計に関与した建築士や事務所の処分を検討する。
  3. 整備局などによると、ファースト住建が販売した全5680棟を対象に自主検査して判明した。強度の補修を順次進めている。同社は木造3階建て住宅約800棟でも同様の検査をしている。
  4. 強度不足が見つかった住宅の府県別内訳は兵庫県368棟、大阪府138棟、京都府17棟、滋賀、奈良県各3棟。
  5. 建築基準法は風や地震による水平方向の力に耐えるよう必要な壁の量を定めているが、469棟が規定を満たさず、残る60棟はバランスに問題があった。

asahi.com:新たに529棟の壁量不足が判明 尼崎の住宅販売会社 - 関西

  1. 新たに不足が判明したのは兵庫県368棟、大阪府138棟、京都府17棟、滋賀県奈良県の各3棟。
  2. そのうち510棟は基準値の7割以上の壁量があったものの、16棟は5〜7割しかなく、3棟は半分に満たない壁量しかなかった。
  3. 同社は「いずれも設計会社の計算ミスが原因。すぐに倒壊する危険性はない」と説明している。
  4. 同社が施工・販売した物件をめぐっては、昨年7月に32棟の木造2階建て住宅に壁量不足が判明。その後、同社が自主点検を進めていた。

ファースト住建:住宅700戸の壁が強度不足 業者のミス - 毎日jp(毎日新聞)

  1. 大証2部上場の住宅施工販売会社「ファースト住建」(兵庫県尼崎市)の木造2階建て住宅約700戸の壁が強度不足であることが、関係者の話で分かった。
  2. 設計を請け負った約10業者のミスが原因とみられる。
  3. 同社は「まだ調査結果が確定していない」として公表していない。
  4. 国交省は07年7月、ファースト住建が分譲した2階建て木造住宅32戸で強度不足が見つかったと発表した。
  5. その後、同社の物件がある大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の各自治体が約6000戸の調査を開始。これまでに、耐力壁不足や不適切な配置などの問題物件が、少なくとも計約700戸見つかった。調査は現在も続いている。
  6. ファースト住建は一建設現会長が99年に設立。一建設出身の中島雄司社長が00年に社長に就いた。06〜07年には一建設で約1200戸、アーネストワンで約400戸の同様の強度不足が発覚し、両社は改修を進めている。国交省は07年12月までに、両社の耐力壁を設計した建築士18人の免許を取り消している。

神戸新聞|社会|強度不足、県内で368棟 尼崎・ファースト住建建築

  1. 同社は木造三階建て住宅約八百棟でも同様の検査をしている。

住宅529棟で強度不足、大阪など5府県で - 大阪ニュース : nikkansports.com

  1. 同社は「迷惑をかけおわびする。設計した事務所約10社の理解不足や社内のチェック不足が原因」と説明している。