建築維新

覚悟の見せどころ。2008年には“建築維新”の風を|ケンプラッツ
▽BIM(ビム)

  1. 建築のライフサイクルにかかわる様々な情報を電子化してここに統合し、共有しながら管理・運用する。
  2. わかりやすいところでは、建築エレメント間の干渉チェックや図面の不整合チェックなど、分業体制の中で生じがちな問題の解消に期待がかかる。
  3. 欧米に既に導入の成功事例があり、維持管理まで含めた建設ワークフロー全体の再構築を視野に入れ、ゼネコンや設計事務所が関心を示している。

▽アルゴリズミック・デザイン

  1. 方程式を用いた3次元曲面や、コンピューターアルゴリズムを用いて自動生成した図象・形態を建築意匠に活用する試みは、10年前にもそれなりに存在した。
  2. ただ、特殊な形態デザインを生み出すことに偏っていた面があり、先鋭的な建築家による限られ取り組みにとどまった。
  3. アルゴリズムの利用についてはここに来て、生活者のアクティビティを空間づくりに反映させるためのスタディに応用するなど、形態指向とは異なる動きが出ている。
  4. 建築家自身がツールをつくってデザインに利用する方向にあることも、学会では報告された。

▽オンラインの3次元仮想世界サービス「セカンドライフ